ropolis note

社畜、ニート、海外滞在などの経験をもとに、自分なりの人生に対する考え、哲学をお届けします。

留学レポ#7 -言葉が通じなくても仲良くなれる-

昨日の記事で、「言葉とは僕たちが思っているよりも不完全なものである。」といった内容で自分の考えを長々と書いたのだが、今回のテーマも「言葉」

 

言葉が通じなくても人は仲良くなれるのか?についてである。

人間関係で悩んだことがある人には是非とも読んでほしい。

 

 ▼前回の記事

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ホームステイ生活が始まって数日経ったある日のこと。

ホストファミリーはとても親切だ。

しかし、少し引っかかることがあった。

このお家の二十歳の息子。彼があまりちゃんと話してくれない。

というか、一切僕に興味がない。

 

挨拶はして返してくれるものの、両親のように気にかけて向こうから話しかけてくれたりは一切ない。

 

ホストファミリーとの関係を良好に保つことは、この留学生活の充実度に大きく影響する。

 

 

 

ある日、僕が家のソファーに座っていたら、1つ開けて隣に彼が座ってきた。

話しかけるチャンス。

 

しかしいつもと同じく何気なく話しかけても、会話は広がらず、何も変わらない。

僕は考えた。

 

考えた結果、彼に一枚の写真を見せた。

 

 

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留学の数週間前の12月に、趣味のスノーボードに行った時の写真だ。

 

「これ日本だよ」

と言ったら、

「まじで!?」と、食いついてきた。

 

というのも、フィジー には雪が降らない。

辺り一面に雪が降り積もってる光景を見たことがないのだ。

その他にも東京のビル群の写真などを見せ、日本について話を広げた。

 

彼はとても興味を示し、いくつか質問をしてきた。彼の方から僕に話してくれることは今までなかった。

これをきっかけに彼との距離が一気に縮まった。

 

 

それからというもの、「ヤシの実もらったから見る?」と、今晩の夕食に使うヤシの実を割るところを見せてくれたり、

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「散歩行くけど一緒行く?」と近所を散歩したりした。

 

以前の記事でも書いたが、最初は一切自分に興味を示さず全く話してくれなかった彼と、いつのまにか兄弟のような感覚で接するまでの関係を築くことができた。

 

この関係も、言葉だけでは築くことができなかったといえる。

 

 

人生の中で、人間関係が上手く築けなかった、という経験は誰しもあるのではないだろうか。

僕も今までに思い当たる節はいくつもあるし、非常に悩ましいテーマだ…

 

しかし上手く行っていなかった関係も、少しの工夫をするだけでこれだけ一転することがあるのだ。

 

「この人とはやっていけないな」と早々に諦めたりと、近づくチャンスを自ら手放していたりするのではないだろうか。

思い返してみれば、一見して相性が悪いなと判断していた人も、ちゃんと話してみれば実はすごく自分と馬が合った、ということも少なからずあった。

 

 

こちらから一生懸命に話しかけても一向に興味を示してくれなかった彼だが、一枚の写真を見せただけでこうもあっさり心を開いてくれた。

 

人間関係とは複雑なようで、実は至ってシンプルなのだ。

 

もし今この文章を読んでいる人の中に、人間関係で悩んでいる人がいるのなら、一旦俯瞰してシンプルに考えてみて欲しい。

 

「この人は無理」と感情に任せて一方的に拒絶してしまってはそこで終了だ。

ほんの少し工夫をすれば改善できるかもしれないのに、初見で「無理」と判断して、もはや好転させようとする気すら無い。

 

まだ実は試してないことがあって、改善できることがあるのではないだろうか。

 

また、初めから気が合う人よりも、そういった経緯を経た上で築いた関係というものは特別で、より深い関係になれるのではないかとも思う。

 

 

僕にも今後の人生の中で、苦手だなと感じてしまう人は必ず現れるだろう。

しかし、「言葉が通じなくても仲良くなれた」というこの経験あったから、すぐに諦めず「どうしたら仲良くできるか」をまず考えることができるようになった。

 

 

抱えてる問題は実は単純で、案外簡単なことで解決策は見つかるかもしれない。

 

▼留学レポ、次回の記事はこちら

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留学レポ#6 -語学学校-

学校生活について書く前に

重要なとこが抜けていたので書く。

 

 ▼前回の記事

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そもそも、なんでフィジーを留学先に選んだかを書くのを忘れていた。

 

結論から言うと、「安かったから」。

 

元々海外に憧れていたり、行ってみたい国があるわけではなかった。英語圏であるならばどこでもよかったというのが正直なところである。

 

 

初めはオーストラリアのワーホリに行こうと考えていた。

その時点では全くの無知だったので安直に決めていたのだが、費用や目的など様々な要素を照らし合わせた結果、

英語圏であり、面白そうな文化を学べそうで、そして安い。」

 

そんな要望に最もフィットしていたのがフィジー留学であった。

 

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ということで本題。以前そこまで詳しく触れなかった学校生活について。

 

 

留学するに当たって、現地での生活や、現地人とのコミュニケーションなど色々なことを想定して、一応心の準備はしていたのだが、肝心なことを忘れていた。

 

 

「そうか、まず他の生徒との関わりが先だった…」

 

日本の留学の会社が運営している学校なので、生徒はほぼ日本人(あとは韓国人がちらほらいた。)

 

迂闊だった。

日本人と関わることは想定してなかった。

僕は重度の人見知りである。

 

しかも僕が通う学校の方針で、校内では英語しか使ってはいけないのだ。

 

初対面の人と話すことがそもそも苦手なのに加え、英語縛りときた。超ハードル高い。

 

しかしここを疎かにすると充実した学校生活に支障をきたす。慎重にいかなければ…

 

 

生徒はほぼ日本人だが先生は全員フィジー人。もちろん日本語は通じない。

 

授業でわからないことがあっても日本語で聞けない。

わからない英語に対して、英語で質問し、英語で説明されるのだ。

これ授業成り立つの…?

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▲授業風景

 

色々縛りプレイというか難易度高め設定のルール。先が思いやられる…

 

 

 

 

しかしそんな不安要素も実際に生活を送っていると、大したことなんてないということに気づく。

 

 

他の生徒は見ず知らずといえど、留学という同じ目的をもった同志なのだ。

色々な価値観の人がいる中で同じ目的のためにここに集っている。共通の目的は仲間意識を生む。

 

そしてみんな不安だ。自分一人だけではない。不安を共有できる繋がり、みんな助け合える仲間なのだ。

 

 

先生も、僕たちが日本人で、慣れない環境での生活をスタートさせたということを勿論知っているし、そういう生徒たちを今まで腐る程見てきたはずだ。

 

難易度高めの縛りゲーかと思いきやそこは、みんなで助け合え、成長し合える空間だったのだ。

 

 

僕は英語は話せないけど、レベル毎に分けられたクラスなのでそれはみんな一緒。みんな話せない。

先生も僕たちに合わせてゆっくりと簡単な英語ではなしてくれはするのだが、、

 

 

そこで思うのは、

そもそも「言葉」というのは絶対的に必要なものではないのかもしれない。

 

 

言葉というのはコミュニケーションする上で使われるツールのうちの一つでしかなく、それは必ずしも万能であるとは言えない。

 

誰しも感じたことがあるであろう、「言葉でも伝わらない」という経験から分かる通り、

「言葉」というものは僕たちが思っているよりも、ずっと不完全なツールなのだ。

 

完全なものだと思い便利だからと乱用し、言葉に依存しているとも捉えられる。

 

大切なのは発する言葉そのものではなく、その根底にある想いなのだ。

 

 

 

 

と、自分の考えを長々と話してしまったが、、、

これは留学を通して身をもって体感した気づきだ。

言葉が通じないという環境に行かなければ見つけられない発見だった。

 

 

 

まあでも、そんな不完全なツールであったとしても、そこをはっきりと分かった上で使う分には、使えこなせるようにならない手はない。

 

そもそも語学を学びに来ているのだから「言葉は不完全!」とか言い出して授業を放棄したら元も子もない。笑

 

 

 

でもやっぱり、「勉強はめんどくさい」という意識は自分を含め、みんなの中にあるのではないだろうか。

 

学生だった頃を思い出すと、授業は退屈で難しいし、テストや課題に追われた嫌な経験しかない。

 

 

しかし、好きなこと、好きな分野について調べたりする時間は苦ではない。知的好奇心というものはみんな持ってる。人は知識を欲する。

 

 

本来、学ぶことは楽しいはずだ。

 

「学校」というシステムについても色々思うことがあるので、今後自分の考えを書くことがあることがあるかもしれないが今回は省く。

 

 

 

簡潔にまとめると、「学び方によるよな」となる。

 

楽しく学べば、苦ではないので続けられるし、自然と頭にも入る。学び方が大切。

 

 

 

そういった意味では留学は最高の環境であったともいえる。

 

 

日々の授業も、知識を一方的に詰め込んでくる日本の学校の授業環境とは全く違う。

 

席に座ってるだけでなくゲームやアクティビティ系の授業も行われるし、何より明るく陽気なフィジー人の先生の授業は面白い。

自然に楽しくなってくる。

 

放課後も、校庭で先生、生徒関係なくバレーなどをしたりする。

日本語を使ってはいけないので(まず先生に通じないし)自主的に英語を使うことになる。

 

 

「勉強をしている」というよりも「遊んでいる」に近い感覚で英語を学ぶことができる。

 

 

繰り返しになるが、「学ぶこと」は本来楽しいことなのだ。

 

仕事や人間関係など、社会は学びの連続だ。

 

勉強を楽しいと思えれば自然と知識は身につく。知識は人生を豊かにしてくれると思う

 

この感覚はとても大切だと思うので、忘れないようにしたい。

 

 

 

 

 

今回は文章量多めで、2000文字を目標に書いてみたのだが、やっぱりものすごく時間がかかる…

 

それに加えて内容に一貫性を求めるとなるとなおのこと難しい…

 

この「毎日ブログを書く」ということも、失敗して試行錯誤を繰り返したり、続けた行く中で新しい発見があったり、日々勉強である。

 

書いていて楽しいので、既に「楽しく学ぶ」を実践できてる。と思ってる。

 

 

長くなってしまったけど、最後まで読んでくれてありがとうございます!!

 

ではまた次回!

留学レポ#5 -ホームステイ-

毎日投稿5日目!

三日坊主も回避できたことだし今のところ順調。

 

渡航→到着 からのひと段落した(と思ってる)ので、今回は僕がフィジーでホームステイした家族について書いていこうかなと思います。

ropolis.hatenablog.com

 

  • 家族構成

以前の記事でも書いたように、フィジーにはフィジー系とインド系のフィジー人が約半々くらいいて、僕がお世話になったホストファミリーは、フィジー系のフィジー人。

 

父、母、あと息子が3人いるが皆成人済みで、長男と次男はそれぞれ実家を離れて暮らしてるので、三男との三人暮らし

みんな優しい。

 

三男は20歳で、歳が近いこともあり、勝手に兄弟のように思って接していた。あっちがどう思ってたかは知らないけど…笑

 

 

  • 食事

留学する前に学費やホームステイにかかる費用を全額払っているので、食事は基本朝食と夕食はホストファミリーが用意してくれることになっている。(その家族によるのだろうけど、僕の場合お昼の弁当を持たせてくれることもあった。超優しい。)

 

フィジーの食事は日本人の口にも比較的合うようで、めっちゃ美味かった。

 

チキンのコンソメスープ的なものとか、日本のものとは違って細切れにされた麺類、魚を一匹丸ごと煮込んだ豪快な料理、謎のトロピカルフルーツ…笑 などなど。

 

あとお米はオーストラリア産のもので、日本の米に似てて美味しかった。

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▲僕が一番好きだったチキンスープと、左端の黄色い物体は謎のフルーツ(名前は忘れた)。超味の薄いサツマイモみたいなかんじ。右端はバナナ。さすが南国。

 

 

これも文化の違いというか日本人は特にそうだと思ってるけど、自分の思ってることを言えないよね。(自分も含めて)

例え出された料理が不味くても美味しいというのが普通。

 

外国の方って、その国や人にもよるだろうけど基本的に、「不味かったら不味いと言って!」って思ってると思う。

 

でもなかなか難しいよねー。だいたい全部美味しかったからいいけど!

 

 

  • 宗教

宗教はキリスト教で、毎回ご飯の前にお祈りと、夕食の前はリビングで家族みんなでお祈りしたり歌ったりする。

日曜はほぼ毎週教会へ行く。(一度ついて行ったのでその時のことも今度書きます。)

 

家の中でお酒を飲んじゃダメとか、色々決まりごとがあるので、家族の一員としてちゃんと守る。

 

 

  • 人柄

フィジー人は本当に優しい。

困っている人がいたら助けたいという精神がみんなの中にあるらしい。

 

それと関係があるのかもしれないが、なんとフィジーの国民の幸福度は、、、

世界一位!!!

といわれている。ちなみに日本の幸福度の低さと対比しても面白い。

 

 

あとめちゃくちゃのんびり。

 

フィジータイム(時間を守らなければいけないという価値観がそもそも薄い。遅刻当たり前。)という言葉もあるようにとにかくのんびり。

 

イギリスの植民地だった頃、フィジー人が全然働かないから、働き者のインド人を連れてきたという話もあるほど…

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  • まとめ

本当に温かみのある人たち。

遠い異国からきた世間知らずの僕に、とても親切にしてくれ、家族の一員として接してくれた。

感謝の一言に尽きる。

 

 

日本に帰ってきた今でも時々思い出す。

もう一度フィジーに行くことがあったら、絶対にまた会いに行きたい。

 

 

これから生活のことを書いていく中で、家族が登場する場面が絶対出てくると思うので、その際にもっと詳しく触れるかも。

 

ではまた明日。

 

 ▼続きはこちら

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留学レポ#4 -登校初日-

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 ▼前回の記事

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いよいよ語学学校、登校初日

朝、学校に着くとボードにクラス分けの紙が貼られていた。

前の記事でも書いたが、クラスのレベルは6段階。意外にも手応えがあったので、レベル3くらいかなーと思いながら紙に目をやるとまさかのレベル1

まあ、そんなもんか…

 

そして指定された教室に入った。

 

レベル1クラスは僕を含めた4人だけ。

みんな同じ飛行機で乗ってきた同期メンバーだけのクラスだった。

この時は気づかなかったが、最初にこのクラスで留学生活をスタートしたことは良くも悪くも今後の生活に大きな影響を与えることとなった…

 

担任の先生が来、なんとなく説明とかを受けて、授業も受けて、15時くらいには下校となる。

 

ホームステイだと門限がある場合が多いので、それまでの間は自由な時間だ。

好きなところへ行って何をしてもいい。

 

しかし、我々にはやらなければならないことがあった。現地へ着いたその瞬間から、その時を待ちわびていた。

そしてついに、求めていたものを手に入れる機会が訪れたのである!!

 

人類が生み出した科学の結晶、文明の利器「スマホ」!!!

 

そう、現地到着からかれこれ1日半、電波が繋がらない状態なのである。

翻訳もできないし、親や友人に生存確認の報告もできていない。

なにより外国で携帯無しで外に放り出されることは現代の若者にとっては超ハードモードだ。

 

幸いなことに、ホストファミリーが、過去にホームステイしていた日本の生徒が置いていったモバイルwi-fiを僕に貸してくれた。

 

フィジーではwi-fi端末に月毎に自分の使いたい分のデータ容量をチャージして使う。

 

早速Vodafoneに行きwi-fiを繋ぎ、安否確認報告を済ませた。

 

携帯を使える安心感は凄い…!

如何に日常生活で携帯に依存して生きているかがわかる。

日本の社会で生きていると自分を含め、皆忙しく、情報の溢れる世界で目の前の仕事に追われている人が多いと感じる。

だからこそ、たまにはネットから離れてゆったりとした時間の中で、自分を見つ直す時間も必要なのではないかと思う。

 

 

ということで今日はこの辺で。

「登校初日」というタイトルの割に学校のことにほとんど触れずに終わってしまった…笑

 

学校生活ホームステイ街の探検休日の遊びなどについてもこれからゆるーく書いていこうかな。

 

ではまた。

 

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留学レポ#3 -留学スタート-

 

はい、留学体験記3話目にしてやっと現地到着です。

 

▼前回の記事はこちら

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21時半頃に日本を発ち、フィジーには朝の9時頃に着いた。

時差が3時間あるから移動時間は9時間くらい。

 

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到着してまず思ったこと。

「暑い!!!」

 

これもまた情報不足。こんなに暑いとは想像してなかった。長袖パーカーに長ズボン。完全に場違い。

 

(因みに日本の携帯は、現地のsimを使うかwi-fiがないと繋がらない。)

 

入国審査を無事済ませ、空港の出口へ向かうとプラカードを持った現地の人に話しかけられた。

留学のスタッフの方だった。

 

案内された出口付近には大勢の日本人。自分と同じくしてこれから留学をスタートさせる、いわば同期である。

 

語学学校は2つキャンパスがあって、それぞれナンディ、ラウトカという都市にある。僕が通うのはラウトカキャンパス。

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ゾロゾロと一列になってバスに乗せられる。

現地について1日目のカリュラムは、

事務所→現地を軽く案内→学校へ行き説明会とクラス分けテスト→ホームステイ先

といった感じの流れ。

 

 

まず事務所に行きパスポートを預け、日本円を現地の通貨フィジードルに換金してくれる。スーパーに寄って買い物の練習、飲料水など必需品を購入。

 

次に学校に行き諸々の説明を受け、クラス分けのテストを受ける。リスニングと筆記のペーパーテストの後、先生と1人ずつ会話のテスト。

英語力に合わせて6段階のレベルに分けられ、自分のクラスが決まる。

正直言ってまあまあ手応えはあった。「あれ、意外とできるじゃん」と安心た。

 

そしてまたバスで、それぞれのホームステイ先へと送ってもらう。

 

 

そう、ホームステイなのだ。

学校の敷地内に寮があり、留学する前にどちらか好きな方選べる。

迷わずホームステイすることを決めたのだが、やはり不安は大きい。見ず知らずの家族、言葉も通じない、文化も違う。

その分得るものも多いだろうと決断した。

 

ちなみに言い忘れていたが、今回の留学期間は3ヶ月。家族の一員として馴染めるのだろうか…

 

 

バスに揺られ生徒が1人ずつ「君ここだよ」といったかんじに現地のお宅の前に降ろされていく。

バスが停車する度に「ここが我が家か?!」と思ってしまう。。

 

バスに乗っている同期達が次々に新生活の拠点となるホームステイ先に降りていく。

 

「僕のホストファミリーはどんな人だろう…」

期待と不安で心臓が張り裂けんばかり脈打っていた。

 

とうとう最後の1人になってしまった。

そしてバスが止まり、降りた先のお家の前でホストファミリーが出迎えてくれた。

 

今この瞬間というのは、3ヶ月の生活の中で最も重要な要素を占める生活拠点、ホストファミリーとの対面という場面。緊張はピークに達していた。

 

はずだったのだが、一切緊張することなく何食わぬ顔で挨拶を交わし自己紹介をし、みんなでご飯を食べ、その日を終えた。

 

 

なぜ緊張が皆無だったのだろう。

自分の性格からしてそんなことは絶対有り得ないのだけど。

 

 

この時ホストファミリー宅へ着いたのが、確か16〜17時くらい。

長時間のフライトからの学校の説明を受け、テストを受け、ホームステイ先までかれこれ2時間くらいバスに揺られていた。

心身共に疲弊しきっていた。

 

 

なるほど。普段緊張しやすい性格の僕でも、疲れ果てると一切緊張しなくなるのか。

緊張する余裕があるから緊張する。一つ発見が生まれた。

 

 

こうして無事(?)1日目が終了した。明日からはいよいよ学校。

初日にして疲労はピーク、慣れない環境での睡眠、明日から学校生活…

 

大丈夫か…?

(因みにまだ携帯は使えない…)

 

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